整理収納アドバイザーのワトコです。
義母が長年大切にしてきた物を整理することになり、その過程で思い出や感謝の気持ちが溢れてきました。物を手放すことは、ただ空間を作るだけでなく、家族との絆を深める時間にもなりました。この片付けが私にとってどんな意味を持ったのか、少し振り返ってみたいと思います。
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義母の「ため込み癖」の背景とその意味
義母は綺麗好きで収納上手でしたが、物をため込む癖がありました。その背景には、物を無駄にしたくないという思いがあったのだと思います。私たちが育った時代は物が手に入りにくく、母は「何かあったときに備えておこう」と考えていたのでしょう。
整理整頓が得意で家の中はいつも整っていましたが、使わない物でも「まだ使えるかもしれない」と捨てられずにため込んでありました。義母のため込み癖は、無駄を避けようとする優しさや愛情から来ていたように思います。
物に込められた思い出やストーリー
義母と一緒に整理整頓をする過程の大切さ
全て業者に任せれば良いのでは?と言われたこともありましたが、この片付けは私は「母と一緒にしている」という気持ちになれる作業でした。母がいかに家族を大切に思い、物を大切にしてきたかがよく分かりました。
それと同時に義母ともっとあんなことがしたかった、こんな話がしたかったという気持ちもたくさん湧いてきました。
義母にとって私はどんな義娘だったかなと鑑賞に浸ることもしばしば。嫁と呼んでいたはずがいつしか娘になり仲良くなれたと自分では感じているけれど・・・。
この片付けを通して私の心も少しは整理されていったのではないかなと思います。物を整理しながら、過去の思い出や感謝の気持ちが浮かび上がり、これからの自分にとって大切なことが見えてきたように感じます。
整理整頓は単なる物理的な作業ではなく、心の整理にも繋がるものだと改めて実感しました。